大阪での天皇陛下御即位十年奉祝運動のご報告

もくじ

■天皇陛下御即位十年奉祝大阪実行委員会結成式

■皇太子同妃両殿下奉迎活動

■天皇皇后両陛下奉迎活動

■天皇陛下御即位十年をお祝いする府民の集い

■青少年弁論大会

■天皇皇后両陛下奉迎パレード写真集

 

奉迎に、式典に府民あげての奉祝行事を展開

■天皇陛下御即位十年奉祝大阪実行委員会結成式

 

盛大な奉祝事業の成功を誓い合い、奉祝運動がスタート

昨年9月14日(火)に大阪府神社庁会館に於いて「天皇陛下御即位十年奉祝大阪実行委員会結成式」が、政界、経済界、学界、行政、教育界、宗教界をはじめ各界各層の代表者、約130名が集まって行われ、大阪に於ける奉祝運動がスタートした。当日は平日にも関わらず、約80団体の代表者が顔を揃えた。

結成式では、寺井種伯・運営委員長の開会の挨拶の後、岡田一郎・事務総長より実行委員会の役員人事案の発表及び事業計画案の発表があり、満場の拍手をもって承認された。役員構成では名誉顧問に山田勇・大阪府知事、磯村隆文・大阪市長、会長に田代和・大阪商工会議所会頭、副会長に丹羽春喜・大阪学院大学教授、能村龍太郎・太陽工業株式会社会長、山口昌紀・近畿日本鉄道株式会社副社長、代表委員に約150団体の代表者が就任し、文字通り、行政と一体となった府民挙げての実行委員会の陣容となった。また、奉祝事業概要は以下の通り。

一、11月21日(日)午前10時半から、中央区のマイドームおおさかに於いて、「天皇陛下御即位十年奉祝式典並びに祝賀の宴」を開催する。

二、10月30日(土)、31日(日)に「育樹祭」に御臨席される皇太子同妃両殿下の御来阪にあわせて、日の丸の小旗を持って沿道奉迎を行う。

三、12月23日の天皇誕生日に「日本の誇りと青年の使命」をテーマとした青少年弁論大会を開催する。

四、記念文化事業の推進する。

五、広報活動を展開する。

続いて田代和・会長より「この事業を通じて、皇室と国民とを結ぶ敬愛と信頼の絆が益々強く揺るぎなきものとなり、時局多難な時代を国民が一致団結して乗り越えることができるように」との式辞があった。また各界を代表して、中馬弘毅・自民党大阪府連会長、近江巳記夫・公明党衆参国会議員団会長、中村鋭一・自由党大阪府連会長が党を挙げて協力する決意を述べられ、尾崎邑鵬・日本書芸院理事長、今井忠臣・大阪府建設産業協会会長、泉ルイズ・関西生活者連合会会長、加藤知衞・大阪府神社庁長から真心のこもった祝辞があった。そして、聖寿万歳を高橋季義・きんでん相談役、最後に能村龍太郎・副会長が閉会の挨拶を述べられ、今後の奉祝事業への協力を呼びかけられ、参加者一同、成功を誓いあった。

 

■皇太子同妃両殿下奉迎活動

 

3 0、3 1日の両日併せ、約1万名で沿道奉迎

天皇陛下御即位十年奉祝運動の第一弾として、「天皇陛下御即位十年奉祝大阪実行委員会」(以下、実行委員会)が呼びかけ、去る10月30、31日に「全国育樹祭」式典にご臨席のため御来阪遊ばされた皇太子同妃両殿下を堺市仁徳天皇陵と岸和田市蜻蛉池公園近辺の沿道において、日の丸の小旗で奉迎申し上げた。両日とも秋の透き通る気持ちのよい青空であった。

30日には仁徳天皇陵前の御陵通りの両側、約1キロは送迎する約8000名の人々で一杯となり、また31日には式典会場が山手の交通不便な場所であったのにもかかわらず、朝早くから地元の自治会の方々も加わり、約3000名が奉迎した。

皇太子同妃両殿下は車窓から終始、にこやかにお応えになられた。

また、30日夕刻にはお泊り所のリーガロイヤルホテルに皇太子同妃両殿下がお帰りになられた際に、能村・丹羽副会長以下、実行委員会の役員12名がお出迎えの光栄に浴し、実行委員会を代表して能村副会長が謹んで奉迎と天皇陛下御即位十年の祝意を表した。

 

■天皇皇后両陛下奉迎活動奉祝パレードの写真はこちら

 

府民の提灯に、両陛下二つの御灯火でお応え

― 10年ぶりに提灯で奉迎

去る11月16日、天皇皇后両陛下にはご即位されて満十年となられたことを仁徳天皇陵へ奉告参拝のためにご来阪遊ばされたのに伴い、実行委員会では昼間は仁徳天皇陵近辺での日の丸の小旗による奉迎を、そして夕刻は、お泊り所の大阪市内のリーガロイヤルホテルに向かって提灯行列で奉迎申し上げた。

実に天皇皇后両陛下が仁徳天皇陵にご参拝に遊ばされたのは皇太子同妃両殿下時代の昭和42年以来。先般の皇太子同妃両殿下の奉迎と同様、約8000本の小旗は瞬く間に奉迎者に配られ、心を込めて送迎申し上げた。

また、夕刻の提灯行列は、午後4時半、大阪市中之島公園剣先広場に約2800名が集合、提灯と日の丸の小旗を各々手にし、団体毎に梯団をつくった。折りから木枯らしの寒風が吹きすさび肌寒かったが、この日のために遥々島根から来阪した湘南学園のブラスバンド部が奉祝ムードを高め、いよいよ出発した。大阪市役所前、中之島通りを経由して奉迎地となっている堂島川と面している右岸遊歩道と阪大病院跡地に全員が到着した時には既に6時頃となり、すっかり夜の帳が降り、豆球の提灯の明かりもきれいに映えた。6時10分、ホテルの両陛下の部屋の明かりが消え、窓際に来られた両陛下が提灯を揺らし、お応えになられた。平成二年の御大典奉祝以来の提灯行列ということもあり、奉迎者は感激を新たにした。

また、翌17日、両陛下が京都へお発ちになる前に、丹羽副会長以下9名の役員もリーガロイヤルホテルでお見送りの栄誉を与えられ、陛下より、「昨日はありがとう」というお言葉を賜った。

 

 ■「天皇陛下御即位十年をお祝いする府民の集い

 

厳粛に、なごやかに行われる

― 副知事、大阪市長も祝辞

去る11月21日(日)、大阪市内の「マイドームおおさか」において、各界各層の代表者約700名が集まり、「天皇陛下御即位十年をお祝いする府民の集い」が開催された。

「集い」の第一部奉祝式典では、丹羽副会長の開会の辞、崇教真光青年隊による国旗入場に始まり、田代会長は式辞で「陛下の大御心に心からなる感謝を捧げるとともに、皇室と国民とが一体となりこの時局多難な時代を一致団結して乗り越えることができますよう、心より祈念いたすものでございます。」と述べられた。

続いて来賓の紹介の後、各界の祝辞では政府を代表して中馬弘毅・運輸総括政務次官、大阪府知事の代理として木村良樹・副知事、磯村隆文・大阪市長が各々祝辞を、またスポーツ界を代表して、亀山つとむ・枚方リトルリーグ監督が今夏、世界一となった少年野球「枚方リトルリーグ」も腕に日の丸をつけて誇りをもって試合をしたエピソードを紹介、同志社大学四回生で今年の今宮戎神社の福娘となった田中杏子氏、大阪国際大学四回生でタイ留学生のMs.ウサナ氏が、日本人の伝統のすばらしさの発見と日本の誇りについて若者らしい祝辞を述べた。続いて祝電披露、加藤知衞・神社本庁副総長による聖寿万歳、能村副会長が閉式の辞を述べ、厳粛な雰囲気のうちに式典を終えた。

続いて第二部「天皇陛下の大御心に感謝を捧げる」ブラスバンド演奏では、清風学園ブラスバンド部により、「越天楽序曲」「祝典行進曲」「紀元節」「金剛石」「ねむの木の子守歌」が披露され、参加者全員での合唱もあり、なつかしい唱歌になごやかなムードとなった。

そして、第三部記念講演では渡部昇一・上智大学教授が「世界に誇る日本の皇室?かくて歴史は始まる」と題して、自らの留学体験、遥か昔の山上憶良の感慨、神社がなぜ保たれてきたのか、などを例に引きながら我が国が皇室を戴いていることのありがたさを分かりやすく解いた。

そして第四部祝賀の宴では会場を隣のニューコクサイに移し、これまでの奉祝運動の成功をお互いに讃えあった。

 

■青少年弁論大会

 

好評だった弁士の主張

昨年12月23日の天皇誕生日に、「天皇陛下御即位十年奉祝大阪実行委員会」が主催して、年内最後の天皇陛下御即位十年奉祝事業として「天皇陛下御即位十年記念青少年弁論大会」が大会テーマ「日本の誇りと青年の使命」の下、ニューコクサイにて約200名の参加者を得て開催された。

当初、果たして発表者がいるのかと、心配された応募者も、実行委員会加盟団体、東京の青年学生弁論大会への応募者などへ連絡をとり15名にのぼり、第一次審査の結果、高校二年生から二十五歳までの学生・社会人10名が弁士として登壇した。

今回は昨今、教育崩壊が叫ばれている中で、日本の将来を担う「志」に満ちあふれた若々しい青少年の主張を是非、教育界に聞いてもらおうと、府教育委員会より林煥・教育監、島善信・義務教育課主席指導主事、津田仁・高校教育課主任指導主事にも来賓としてご出席頂いた。

弁士は、歴史教育の欠陥、防衛問題、国際化の中における日本の伝統文化の大切さなど、各々の立場より自分が学んで来たことを一人十分間の持ち時間の中で真摯に弁を奮った。

参加者からは、このような企画を今後とも開催してもらいたいとの感想が寄せられ、概ね好評であった。

なお、受賞に輝いたのは以下の通り。

【最優秀賞】井口真之(清風高校二年・17歳)「戦後歴史教育の欠陥と私たちの使命」

【優秀賞】松原由佳(22歳)「私にできる国の守り」/片山正史(元会社員・23歳)「次代を担う資格を取得する」/松原良和(松原総合研究所・25歳)「日本の誇りと青年の使命 日本人らしく」

【特別賞】竹野佳織(成安女子高校三年・18歳)「次期二十一世紀、日本の在り方」