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平成12年4月号

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■大阪府立高校卒業式「国旗・国歌」実態調査活動

 

驚くべき卒業式の実態

が明らかに 

 

 昨年に引き続き、「大阪の教育を正す府民の会」(会長:瀧藤 尊教・四天王寺元管長)は、2月中旬から3月初旬にかけて平成11年度大阪府立高校卒業式の国旗・国歌実態調査を行った。本会も会員の方々にご協力を頂いた。国旗・国歌法が制定されてから初めての卒業式ということもあり今回は全府立高校で調査しようと、「府民の会」では子弟が卒業生の場合、町会の役員をしている場合、PTA等の役員をしている場合、子弟が在校生の場合に案内状が送付される父兄、来賓として案内状が送付される府議会議員などにお願いして、155校中127校で実際に足を運んで調査ができた(3月23日現在)。その結果、現在集計中であるが昨年より国旗掲揚、国歌斉唱の高校は増えているとのマスコミの報道とは裏腹に逆に悪くなっているケースが目立った。例えば奇話ともいえる実態の一コマは以下の通り。

・阪南高…卒業式の前にいきなり「起立」といわれ国歌のテープが流れ、終わってから式が始まる直前に一クラスだけが入ってきた。

・長野北高…予行練習の時に国歌斉唱について「先生たちは歌わないけど、君たちはどっちでもいいよ」と言われた。

・枚方西高…全校生徒の中でただ一人、国歌斉唱で起立した子がいて、その写真が朝日新聞に掲載された。

・羽曳野高…式次第が二種類配られ、校長が出している式次第には国歌斉唱が入っているが、組合の先生が出している式次第には入っていない。

・桃谷高…国旗国歌もない、来賓祝辞もない、始まったら即、卒業証書授与だった。

・大塚高…舞台に万国旗が掲げられ、両端に国旗があった。

・松原高…国旗国歌は全然なく、卒業証書授与の折、卒業生の名前が呼ばれた時に「ヒュヒュヒュヒュー」と口笛を吹き、お母さんも一緒に「ヒュヒュー」と口笛を吹いた。

・柏原東高…国旗国歌はなく、教育委員会からの祝辞はプリントして配布されたのみ。卒業生は「自由とわがままを教えて頂いた」という言葉を述べた。

・佐野高…先生方が名前を連ねて「卒業式での日の丸・君が代押しつけ反対メッセージ」と題したチラシを保護者に送っている。

 このように驚くべき実態が浮かび上がるとともに今年度の卒業式は組合の教師は「国旗・国歌強制反対」というキャンペーンを張り、どこの高校でもチラシを配り、あたかも学校全体が反対と受け取られるようになっていることが明らかになった。

 因に3月10日、府教育委員会は府立高校の国旗掲揚、国歌斉唱状況を発表したが、それによると155校中、国旗を会場内に掲げたのは38校、国歌斉唱を式次第に盛ったのは44校ということ(昨年はいずれも11校)で増えているものの、全体の3分の1にも満たない状況であった。

 「府民の会」では実態調査の結果を分析し、来る4月22日(土)に青少年会館にて発表し、今後、文部省、府教育委員会、各校長に働きかけ国旗・国歌を徹底していく方針。

 

■ピースおおさか ホール貸し出し一時中止

 

納得できない措置 

 

 去る3月21日、「南京事件」の真偽を検証した「戦争資料の偏向展示を正す会」が主催した集会をめぐり、中国から日本政府が抗議を受けるなどの問題となった「ピースおおさか」が集会会場のホール貸し出し業務を一時的に中止していることが分かった。大阪府では「集会をめぐる問題で業務に支障がでる可能性も出てきており、施設使用のあり方を検討している。当分の間は使用許可は出さない」としている。ホールは平成10年度、戦争や平和に関する計14件の講演会や学習会で市民団体に貸し出されているが、全て左翼グループが申し込んでいるのが実情で、今回「正す会」のような団体が借りるということは例がなかった。その意味で今後、府、大阪市に対して「公共施設」として貸し出すことの要望をするとともに、府、市議会で問題にしなければならない。